月別アーカイブ: 2022年1月

織り方の世界②

 

 

 

パルテンツァ札幌店がお送りするスーツの豆知識ブログでございます。

 

 

 

今回のブログでは「織り方の世界①」の続編を書いていきたいと思います。

 

 

「織り方の世界①」に関しまして下記のURLからご覧ください。

↓↓↓

 

 

織り方の世界①

 

 

 

織り方によって様々な性質をもつ生地。

そんな面白さをお伝え出来たのならブログ冥利に尽きます。

 

 

 

さて、前回は”平織”に関してご説明させていただきました。

続編である今回は”綾織”に触れていきたいと思います。

 

 

・綾織とは


まずは綾織の概要から紐解いていきましょう。

 

 

綾織という生地の織り方は秋冬に多く見られる織り方になります。

(なぜ、秋冬に多く見られるのかという疑問は後半でお伝えします。)

 

 

また、呼び方として

 

 

  • 斜文織
  • ツイルウィーヴ

 

 

の三種類があります。

 

 

これらの名前から綾織の特徴を紐解いた読者の皆様。

お見事でございます。

 

 

 

そうです、綾織の特徴としては

「表面に斜めの畝状の筋が走って見える」ということが言えます。

 

 

 

まさに”斜文”ですね。

 

 

わかりやすく画像を添付致します。

↓↓↓

 

いかがでしょうか。

このような織は実際にスーツなどの生地をよく見てみるとわかります。

 

 

 

・綾織の織り方


そもそも生地というものは

経糸、緯糸を組み合わせて織られるのです。

 

 

基本、綾織ではこの組み合わせが

 

 

 2 / 2 

 

 

になります。

 

 

 

バランスが非常に良い織です。

経糸の密度を変化させることでこれに比例して畝状の線の斜度が変わっていきます。

 

 

他にも

2/1

1/2

3/1

3/3

3/2

 

 

と数多くあります。

 

例えると

・ヘリンボーン柄

・デニム

…etc

 

このような見た目の生地が綾織で織られているものです。

 

 

綾織の特徴


 

綾織の特徴といたしましては

結論から申し上げますと

 

 

暖かさが感じられる織り方

 

 

です。

 

 

では、なぜ綾織は暖かいのかを紐解いていきます。

 

 

前回、”平織”についてお話をしましたが

平織は前項の糸の交差比率を参考にすると経糸、緯糸1/1という交差をしております。

 

 

その為、平織の方が綾織よりも緯糸の交差回数が多くなります。

緯糸の交差回数が多くなることによって隣り合う糸同士が離れようとする性質があります。

 

 

つまり、平織というものは隙間が空く特徴があり通気性が良いというメリットが生まれるのです。

 

 

平織主体となってしまいましたが、

上記のことを踏まえて綾織の織り方は隙間が少なくなるのです。

 

 

隙間が少なくなることによって密度が濃くなり熱放射を防ぎ、暖かくなるということです。

 

Q.E.D.証明終了です。

 

 

と少し格好をつけましたが

綾織の特徴お分かりいただけたでしょうか。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか。

本日は”綾織”に関しまして豆知識を綴っていきました。

 

 

なぜ綾織の生地が「秋冬生地です」と言われる理由がご理解いただけたかと思います。

 

 

生地の織り方に関しては残り一種類の織り方を次回紹介していきたいと思います。

 

 

 

ご来店の際にはこういった生地のお話など皆様にとって有意義なお時間をご提供させていただきたいと販売員一同心より感じております。

 

 

ぜひ、綾織で一着お仕立てしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ご案内


サローネ・パルテンツァ札幌店では只今、”事前予約制”となっております。

 

ご予約は当店ホームページの「予約」ページよりご希望の日時を選択の上ご予約のほどよろしくお願いいたします。

 

お電話でもご予約お受けしております。

 

また、ご予約なしのご来店の際は、お待ち頂く場合もございます。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

10th Anniversary 

 

ブログをご覧いただきありがとうございます。

パルテンツァ札幌店でございます。

 

 

今回のブログは「サローネ・パルテンツァ」アニバーサリーセールのご案内になります。

 

 

10周年記念のご案内


平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

皆様のご愛顧により、「サローネ・パルテンツァ」は2022年2月に10周年を迎えることができます。

 

 

これもひとえに皆様のお陰と深く感謝申し上げます。

 

 

さて、この度弊店では10周年を記念致しまして、

2月19日まで“10th AnniversarySale”を行います。

(対象の在庫が無くなり次第終了終了致します)

 

 

 

セールの内容としましては以下になります。

 

 

スーツをご購入の方に

  1. 同生地ベスト
  2. オーダーパンツ
  3. オーダーシャツ(綿100%)&ネクタイ

 

 

上記3点のいずれかをお付けいたします。

 

 

なお、一部対象外の商品もございますので、予めご了承ください。

 

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

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スーツの後ろデザインの選び方

 

 

明けましておめでとうございます。

皆様、新年いかがお過ごしでしょうか?

 

 

 

私はお正月おいしいものを食べ過ぎてしまい、

体重が少し増えてしまいました...。

 

 

 

と、そんな話は置いておいて、

皆様、改めまして2022年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

パルテンツァ札幌店がお送りするスーツの豆知識ブログでございます。

 

 

 

本日の豆知識はスーツの「ベント」(後ろのデザイン)についてお話ししていきます。

 

 

 

これを読めばスーツを購入する時の迷いがなくなります。

 

 

 

1.ベントとは


スーツにおいてベント(後ろのデザイン)は好みがわかれるディテールの一つです。

 

 

 

ベントというのは上衣後ろの割れている部分のことを指します。

既製品を取り扱うスーツ店はセンターベントが多い印象です。

(これはスーツを在庫として大量に仕入れないといけない為、工程数が少ないセンターベントを使用しているという説もあります。)

 

 

 

種類としては

 

 

 

  • センターベント
  • サイドベンツ
  • ノーベント

 

 

 

さて、一体なにが違うのでしょうか。

 

 

 

2.センターベント


センターベントというデザインは上の写真のように真ん中に切れ込みが入っているデザインのことです。

 

 

 

この形は皆様よくご覧になると思います。

このようなデザインの始まりはどういったものなのか。

 

 

 

ベントの起源を知るにはスーツの起源を語らなければなりません。

 

 

 

スーツは16世紀の英国の農民服である「フロック」から生まれました。

 

 

 

もともとはベントなどの”機能的”なデザインはありませんでした。

宜しいですか?

 

 

 

「機能的」

 

 

 

これを覚えておいて下さい。

 

 

 

話を戻しますと、

センターベントというものは貴族が乗馬をするときに

乗馬しやすいようにデザインされたものです。

 

 

 

 

つまり、”機能的”に作られたということです。

おおっと、こんな早い伏線回収は面白くありませんか?

 

 

 

文章構造に関しましては日々研究中であります。

 

 

3.サイドベンツ


上の写真をご覧ください。

 

 

 

後ろの両端切れ目部分が浮いているのがわかると思います。

 

 

 

スーツの後ろの両端が切れているデザインを「サイドベンツ」と言います。

 

 

 

 

前項で書きました、農民服は貴族だけではなく

軍服としても着られるようになりました。

 

 

 

 

その時に、兵隊はサーベルを帯刀していましたが

ここでも帯刀し易いように”機能的”に洋服の両サイドを切りました。

 

 

 

 

ここでも機能的に取り入れられたデザインが後世に続くデザインとなったのです。

 

 

 

4.ノーベント


上の画像は、タキシードの後ろデザインでございます。

 

 

 

こちらはベントがありません。

なぜならば、「機能性が必要ないから」です。

 

 

 

 

タキシードについては別ブログをご覧ください。↓

タキシードはもともと燕尾服というお話

 

 

 

 

タキシードという装いは夜間の正礼服でございます。

 

 

 

つまり、夜間(ディナー、パーティーなど)に帯刀する人も馬に乗る人もいなかったということです。

 

 

 

 

このことから、ベントはつけられませんでした。

 

 

 

5.デザインの選び方


さて、本題である「ベントの選び方」です。

 

 

 

ベントの選び方は私としては2種類あると考えております。

 

 

 

  • スーツのデザインから選ぶ方法
  • ファッション性から選ぶ方法

 

 

 

この2つです。

 

 

 

これまで幾度となく”機能性”という言葉が出てきましたが

現代では帯刀する場面も乗馬する場面もありません。

 

 

 

ベントの選択は上記の2パターンになると思います。

 

 

 

スーツのデザインから選ぶ方法は

着丈が長いか、短いかです。

 

 

 

 

上衣の着丈の基準は首衿からかかとの先の長さの半分です。

 

 

 

首衿からかかとの先までの長さが150㎝とするとスーツの上衣の丈は75cmとなるのです。これが基準となります。

この基準を考え、流行を読み短くするのかを考えていきます。

 

 

 

とどのつまり、上衣の丈を短くするのであれば”センターベント”の方がスタイリッシュに見え、格好良くなります。

 

 

 

サイドベンツは重厚感、優雅さが出て、雰囲気もどこか落ち着いたものになりますので上衣が基準の長さのスーツに合います。

 

 

 

 

ファッション性で選ぶという方法は

その時代ごとの流行でベントの種類を選択するという方法です。

 

 

 

 

今はサイドベンツが流行っているからサイドを選ぶ

センターベントが流行っているからセンターを選ぶといったように

流行を知り、デザインを決める方法も一つです。

 

 

 

6.まとめ


いかがでしたでしょうか。

ベントの選び方を書いていきました。

 

 

 

最後に全体のまとめですが

 

 

 

  • ベントを選ぶ際はスーツのデザインから選ぶ
  • 流行で選ぶ
  • 最終的には好み

 

 

 

 

最終的にはご自身のお好みで選択するのが良しとされておりますが

その中でもそれぞれの特徴を知っておくと選びやすくなります。

 

 

 

 

ぜひ、今回のブログを参考にして世界で一つのスーツを仕立ててみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

ご愛読ありがとうございました。

 

 

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