月別アーカイブ: 2021年12月

年末年始営業日のお知らせ

 

 

こんにちは サローネ・パルテンツァ札幌店 黒山でございます。
今年も残り僅かになりました。
1年間、当ブログへお越しいただき誠にありがとうございました。

 

 

年末年始営業時間のお知らせ

 

  12月28日 10:00 ~15:00

    12月29日~1月4日  休業日

   1月5日~ 通常営業

 

 

 

クマのぬいぐるみ

2022年 素敵な1年になりますようお祈りいたします😄

タキシードはもともと燕尾服というお話

燕尾服

 

 

パルテンツァ札幌店がお送りするスーツの豆知識ブログでございます。

 

本日は、前回「タキシードの世界」でお送りした内容の続きについて綴ろうと思います。

 

 

「そもそもタキシードを着用する場面が分からない」

「タキシードについては深く知らない」

 

 

そのような疑問を抱えている方が少なくないと感じております。

 

今回のブログでは疑問を解決させていただきます。

 

・前回のおさらい


燕尾服の昔の画像

前回、「タキシードは燕尾服の後ろを切りくつろげるようにしたジャケットが起源」と紹介致しました。

 

 

現代においても稼働しやすいような生地を用いて作られた洋服、超軽量化スーツなど、服は用途によって進化しておりますが、昔も同じようです。

 

 

礼服だと過ごしにくい、リラックスできないということから人の手を加え、

「ラ・スモーキング」というくつろぎながら煙草を吸えるような形を作りました。

 

 

さて、今回はこの先のお話です。

 

・スモークからカウズへ


「ラ・スモーキング」と言われるタキシードの先祖は当時の英国皇太子エドワード7世を虜にします。

 

エドワード7世はこの服をリゾート地にも持ち込み、夜間にも着るようになりました。

 

ここから「ラ・スモーキング」→「夜間に着るもの」と認識が広まり、

リゾート地の名前にちなみ「カウズ・ジャケット」と呼ばれるようになるのです。

 

 

そして、この「カウズ・ジャケット」はディナーコーデとなったのです。

「カウズ・ジャケット」こそ後々”タキシード”と呼ばれるようになります。

 

 

・アメリカでもタキシードが誕生


1886年10月10日にアメリカ・ニューヨーク州の「タキシード・パーク」にて当時の上流階級者により「タキシード・クラブ」というパーティーが開かれました。

 

 

そのパーティーに参加していた主催者の息子が燕尾服の後ろをバッサリと切り落とし、会場に現れました。

 

 

それだけではありません。後ろを切り落とすだけでなく、ジャケットの色は真紅、

側章付きの黒いパンツを履いていました。

 

 

この斬新な恰好が話題となり、1890年代のニューヨークを中心に広まっていきました。

 

ここからアメリカのタキシード文化が生まれたとされています。

 

 

・タキシードの着用場面


最後にタキシードの着用場面についてのお話を綴りたいと思います。

 

 

現在、一般認知としてタキシードの着用場面は夜間となっております。

もう少し詳細に紹介しますとパーティーや式典、ディナーなどで使用致します。

 

欧米では招待状に『「ブラック・タイ」で参加』と記載があれば

「ブラック・タイ」=「タキシード」となるのでタキシードを着用しての参加になります。

 

ただ、日本ではパーティーや式典などの催事・慶事はそう多くはありません。

 

記念日の夕食の場で着るなど、日々を彩るようにタキシードを着用するのも良いかもしれません。

 

 

・まとめ


以上がタキシードの概要になります。

タキシードについてはもっと奥深い知識が多く眠っておりますが

 

今回のブログで話してしまうと一冊の本ができるくらいのページ数になってしまいますので、別の記事にて綴っていきたいと思います。

 

パルテンツァ札幌店では「タキシード」のオーダーも可能ですので

ご興味がございましたらスタッフにお声かけ下さい。

 

私たちはお客様のお声に真摯に向き合って最高の一着をご提供したいと思います。

 

 

ご案内


サローネ・パルテンツァ札幌店では只今、”事前予約制”となっております。

 

ご予約は当店ホームページの「予約」ページよりご希望の日時を選択の上ご予約のほどよろしくお願いいたします。

 

お電話でもご予約お受けしております。

 

また、ご予約なしのご来店の際は、お待ち頂く場合もございます。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

織り方の世界①

オーダースーツ

こんにちは、サローネ・パルテンツァ札幌店でございます。

 

 

札幌は12月に入り、そろそろ雪が積もるのではないかと毎日びくびくしながら
皆様をお店でお待ちしております...。

 

 

 

 

さて、今回のブログでは
スーツの要である、生地の織り方についてブログをご覧いただいている
皆様にご紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

生地の織り方には三種類ございます。

 

 

 

1.平織

2.綾織

3.朱子織

 

 

 

 

まずは夏によく用いられる「平織」

をご紹介いたします。

 

 

 

 

「平織」の特徴としては
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に一本ずつ組んだ織り方で、

 

 

 

 

頑丈で滑りにくく、通気性が良いです。

 

 

 

 

冒頭でもお伝えしましたが
夏用のスーツやワイシャツでよく使用される織り方でございます。

 

 

 

 

ちなみにこちらが平織の生地です。
↓↓↓
生地

 

 

 

 

織り方ひとつでスーツの表情が変わっていきます。

 

 

 

 

 

気になりましたら、ぜひサローネ・パルテンツァ札幌店にお越しください(^^)
皆様のご来店心よりお待ちしております。

フォーマルシーズン到来

タキシード豆知識①

 

オーダースーツ

いつもパルテンツァ札幌のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

今回はフォーマルシーズン到来ということで
ディナーシーンの礼服であるタキシードについて深堀していきたいと思います!

 

 

タキシードについて深堀をしていくブログ記念すべき第一回目のテーマは

 

 

「タキシードの誕生秘話」

 

”タキシード”のもとは燕尾服と言われております。

 

※燕尾服(えんびふく)とは・・・後丈が長くなってつばめの尾のようになっている服。そのほかにも細かいルールがあります…

 

 

英国紳士が煙草を吸い、くつろぐ時に燕尾服の裾(羽部分)をバッサリとカットしたことが始まりとされています。

 

 

このジャケットのことを「ラ・スモーキング」と言います。

 

 

 

このようにして礼服から崩されて「タキシード」というスーツが出来上がりました。

 

 

豆知識②ではなぜ「タキシード」が夜の正装になったのかをお送りいたします!