こんにちは、パルテンツァ大阪でございます。
ここのところ日中の気温が春を超えてもはや夏のような体感気温の大阪の本町では上着を脱いだサラリーマンの方々が増えてまいりました。
もうすぐ夏がやってきますね!
さて、先日は当ブログでサイズと靴について書きましたが、今回は最近私が気になっていることを少し書きたいと思います。
スーツ屋の目線での私の小言と思って読んでいただければと思います。
それはですね…
「リュックサック」
です。
リュックサック、バックパック、背嚢と呼び方は様々ですがようは背中に背負う鞄ですね。
それがどうしたの?ということなのですが、ここ半年くらいでしょうか、スーツスタイルにリュックを背負った方をよく見かけるようになりました。
トレンドだと思うのですが、年齢問わずよく見かけます。
スーツにリュックという相反するジャンルのアイテムをコーディネートとしては私はアリだと思っています。
私自身、リュックサックはカジュアルな服装の時や登山をしたりする時は愛用しています。
しかし、しかしですね、スーツやジャケットにリュックは私自身はお客様にお勧めしません。
なぜならスーツの肩周りにシワが入ったり、生地が傷んだり、中の芯がよじれたりするからです。
商談や会議の時に不自然に肩周りがしわしわのスーツやジャケットを着ていると相手に対する印象はどうでしょうか?
スーツスタイルにおいてよく言われている、TPOを考えたコーディネートでしょうか?
以前にゼニアの生地でジャケットを作られたお客様が後身頃の腰のあたりの生地が薄くなってきたということでご相談をいただいたことがありました。
お話をお伺いすると日常的にスーツやジャケットの時にリュックを背負っているとのことで、リュックとジャケットの生地が擦れて薄く摩耗した状態になっていました。
リュックもですが、出来れば肩がけの鞄もスーツやジャケットにダメージを与えてしまうのであまりお勧めはしません。
やはり手提げ鞄かもしくは手ぶらがスーツスタイルには適していると思います。
今回も長々と書いてしまいましたが、最近一番気になっている独り言でございました。
次回は商品の紹介かスーツの仕立についてかを書かせていただこうかと思います。